産後高血圧と心理学概論(16) 心理統計学

心理学概論

どうも、こんにちは。

2019年6月に第2子出産後、降圧剤ニフェジピンCRを1日2錠(朝夕10mgずつ)で治療中💊。

今朝の血圧は、、、、121/78でした。

今日も超合格点!!血圧に一喜一憂しちゃう話はこちら)循環器内科の先生曰くの「125/80未満目標!」内!今朝は先日夫と観たホラー映画のせいで目に見えないものに追いかけられる夢を見ながら起きてすぐ計測したので高めだった笑

今月の血圧推移は以下です。🦑🦑🦑

本日も放送大学の「心理学概論」の勉強を進めます。心理学の各分野に入って12個目!本日は「心理統計学」です。これまでの記事から繋がっています。以下から各記事に飛ぶようにしておきます。

心理統計学

心理学では心を数値化し統計的に捉える。その心理測定尺度の種類と心理統計学の基礎を学びます。 

ここでは、尺度水準と記述統計、要約統計量、推測統計等についてまとめてみます。(今回はポイントのみ)

尺度水準(心を測るものさし)

心理学で使われる尺度(心理測定尺度)は次の4つに分けられる。ここでは、質問紙を使って大勢の人の自尊感情を調べるケースで例えます。

  • 名義尺度 自尊感情に答えてもらうだけでなく、性別や大学での専攻、職業など回答者の属性に関する基本的な情報を尋ねる。そのカテゴリー分類に利用される尺度。例:男性「0」、女性「1」(あくまで男女を区別するための記号であって数値として意味はない=四則演算しない)
  • 順序尺度 順序を示す尺度。例えば、自尊感情尺度の得点の高い順に順位をつけて、1番目2番目3番目と数値を割り振ることができる。数値で順序関係は明確になるが、名義尺度同様質的な尺度のため四則演算しない。
  • 間隔尺度 例としている自尊感情尺度の得点は、通常感覚尺度として扱われる。感覚尺度は目盛りの感覚が等間隔であるため、足し算引き算が可能で、3つの質問の合計点を算出することもできる。ただし1と2、2と3のあてはまるかあてはまらないかの心理的個人差については、同程度である、とひとまず仮定している前提である。
  • 比率尺度 体重や身長のように、“0“が何もないことを示す。目盛りの感覚が等しいことに加え、絶対的な原点を持つ尺度が比率尺度である。比率尺度はすべての四則演算が可能であるため、最も尺度水準が高い。

記述統計(心理統計学は記述統計と推測統計に大別される)

記述統計とは、収集したデータを整理し、その特徴をわかりやすく表現するもの。

度数分布

尺度を使って大勢を対象に測定を行った場合、測定値の傾向を度数分布表に表すと便利である。それを棒グラフやヒストグラムで図示できる。極端な値やあり得ない数値(入力ミス)を発見できる。

要約統計量:代表値

測定値の数が増えるにつれ全体の傾向が掴みづらくなる。そこで要約統計量の出番。要約統計量の一つが代表値で以下の3つがよく知られる。

  • 平均値 すべての測定値を足し合わせ、その合計を測定値の数で割ったもの。測定値の分布に偏りがある(外れ値など)場合は、わずかその一つの値に引きずられてしまう。
  • 中央値 測定値の大きい順(もしくは小さい順)で並べた時に中間に位置する値。標本数が偶数の場合はちょうど真ん中になる測定値がないため、真ん中に近い前後の値の平均値が中央値となる。
  • 最頻値 度数分布で度数が最も多い値のことを指す。

要約統計量:散らばり

分布の特徴を表す要約統計量の中では、測定値の散らばりを示す指標も重要。散らばりは最小の測定値と最大の測定値の間にどのくらいの隔たりがあるかを示すもの→分散という指標が有用。

分散=(各測定値ー平均値)の2乗の和/測定値の総数

以下とてもわかりやすかった解説です。

各測定値から平均値を引く→平均値からどの程度隔たっているかという値(偏差)。偏差は正負何の値も取りうるので、符号の影響をなくすため2乗したうえで足し合わせて総数の分母で割る!!!!(測定値の平均的な偏差を求めれる)これが分散だ。

今回心理学概論の教材で初めて上記の公式をちゃんと理解できました!感謝!

よく見るグラフはなだらかな山形のもので標準偏差と呼ばれる。(正規分布がよく使われる)

推測統計

心理学研究の多くは、収集したデータの特徴を単に要約するだけでなく、その結果から推測を行うのが一般的である。

例えば日本人20名とアメリカ人20名に自尊感情尺度を実施し、合計40人分の測定値が得られたとする。記述統計ではこの測定値について、日本人とアメリカ人とを分けた平均値や標準偏差を算出できる。しかし私たちが知りたいのは目の前の40人の自尊感情ではなく、その背後にいる日本人全体、アメリカ人全体についての一般傾向を知りたいのだ。

この場合の測定の背後に想定される集団全体=母集団といい、研究のために抽出された一部の対象を標本(サンプル)という。

ここでも人間には個人差があること、平均値の差が統計的に意味があるのか(有意であるか否か)を調べる、仮説検定がある。仮説検定にはt検定が紹介されていた。また帰無仮説を立てそれを棄却し対立仮説を採択するという周りくごい有意性検定の手順を踏まない、ベイズ流統計学についても触れられていたが、ここでは割愛します。

本日はここまで。

次は心理学概論ラストの章「心理学を学ぶということ」です。心理学の楽しさ難しさ、どのように学ぶのか、など!

それではまた!

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