どうも、こんにちは。
2019年6月に第2子出産後、降圧剤ニフェジピンCRを1日2錠(朝夕10mgずつ)で治療中💊。
今朝の血圧は、、、、106/71でした。
今日は超合格点!!(血圧に一喜一憂しちゃう話はこちら)循環器内科の先生曰くの「125/80未満目標!」内!
今月の血圧推移は以下です。🦑🦑🦑

本日も放送大学の「心理学概論」の勉強を進めます。心理学の各分野に入って7つ目、本日は「臨床心理学」です。これまでの記事から繋がっています。以下から各記事に飛ぶようにしておきます。
- 心理学概論(1) →心理学とは
- 心理学概論(2)→心理学の歩み、ヴント心理学実験室から巣立った学者
- 心理学概論(3)→心理学実験法(実験、観察)
- 心理学概論(4)→心理学実験法(調査、面接、事例研究)
- 心理学概論(5)→知覚心理学
- 心理学概論(6)→学習心理学
- 心理学概論(7)→生理心理学
- 心理学概論(8)→比較心理学
- 心理学概論(9)→教育心理学
- 心理学概論(10)→発達心理学
臨床心理学
臨床心理学は、心理学の中でも特に実践との結びつきの強い領域であり、心の問題を抱えている人の支援を主な目的としている。放送大学で既に「心理臨床と基礎」「心理臨床とイメージ」という科目を取得済みです。ここでは、心理アセスメント、心の病、カウンセリング、心理療法についてまとめてみます。
研究方法
- <臨床法> フロイトの事例研究を起源とする。精神分析、クライエント中心療法、パーソナリティ理論
- <調査法> パーソナリティや知能の個人差研究を起源とする。統計的分析にかけ、標準的な傾向と逸脱傾向を明らかにする検査。心理アセスメント。
- <実験法> 心理学の伝統的な手法。条件付けを応用した行動療法、認知心理学の知見を取り入れた認知療法。
心理アセスメント
クライエントの現状や成育歴、パーソナリティ、問題の規定因などについて情報を収集、分析する過程を心理アセスメントという。臨床家が主導して行うことと、クライエントからの信用との信頼関係や協働関係を築いて成り立つものとなる。手法は3つ。単独で用いる、同時並行的に用いるか、目的や状況による。
- 面接法 クライエント、もしくはその身近にいる人(家族)から対面で聞き取りを行う。主訴や相談までの経緯など情報収集とともに、相手の話に耳を傾ける(傾聴)。
- 観察法 クライエントの行動(発言や動作、姿勢、表情、他者との関わりなど) を観察する。幼児など言語での情報収集が難しい場合は養育者と面接を並行して行うことが多い。大人へは面接の中で同時に行う。
- 検査法 標準化された発達検査や知能検査、性格検査を用い、クライエントの特徴を探る。性格検査には、質問紙法と投影法、作業検査法があり必要に応じて用いる。子どもの情緒や行動面の問題を調べる検査、特定の発達障害のスクリーニング検査、青年や成人の抑うつ傾向を調べる検査も多く開発されている
心の病
心の病の状態は様々であるため、精神疾患をもっているかどうか診断するために基準がある。世界保健機関(WHO)がだしている国際疾病統計分類(International of Classification of Diseases:ICD)やアメリカ精神医学会(APA)が発行している精神疾患の診断・統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:DSM)で後者がよく用いられるそうだ。診断基準を示したマニュアルは市販されているが、実際に診断できるのは医師のみである。DSM-5による主な精神疾患はWebでも確認できますが、こちらがわかりやすかった。
マイヤーズによると、原因は大きく3つに分けられている。
- 生物学的影響 進化、個体の遺伝子、脳の構造と化学組成
- 心理学的影響 ストレス、心的外傷、学習性無力感、気分に関連した知覚・記憶
- 社会文化的影響 役割、期待、「正常」と「疾患」の定義
心理療法
ここでは簡単な紹介となります。
精神分析療法
フロイトが19世期末から20世紀初頭にかけて創始した。心の構造を、エス(イド)、自我、超自我という3層に分けて考える。その中で無意識レベルでの葛藤を意識化し、抑圧された感情を解放し、クライエントが自己洞察できることを目指す。自由連想法により、心に浮かんだことを自由に話す。話したがらない内容を含めて分析し、解釈して気づきを促す。
クライエント中心療法
1980年代アメリカで行われた心理療法は相談者をペイシャント(患者)と呼び、権威主義的なものだったという。ロジャースがそのアンチとして、クライエント(来談者)という呼称を使い、非指示的カウンセリングを提唱。
クライエント中心療法では、人には自ら成長しようとする力と、自己実現を目指す傾向が備わっていると考え、セラピストはそれを発揮できるように手助けする。手法の3大要素は、
- 共感的理解
- 無条件の肯定的配慮
- 自己一致(心と行動が一致していること、純粋性)
このためには、クライエントの話を復唱する、言い換える、意味を明確化する、共感的に話を聞くこと(積極的傾聴)が求められる。
行動療法
内的な洞察を目指すのではなく、問題となっている行動そのものを変えようとするアプローチ、1960年代に発展。
- 古典的条件付けを応用したもの。不安を感じる対象を列挙し、不安の弱いものから強いものへと並べ、弱いものからイメージしその刺激に対して不安を感じなくなったら次の段階を試す、というふうに克服していくやり方。
- 道具的条件付けを活用したもの。望ましい行動に正の強化子を与える(褒める、肯定する、注目するなど)、望ましくない行動に負の強化子を与える(注目しない、無視するなど)ことで、行動の形成や修正を促す。
認知療法
クライエントの行動というよりは、ものの見方(認知)を変えることで、苦痛を和らげたり、問題を解決しようとする技法。1970年代から広まった。
同じ出来事(試験に落ちるなど)を経験しても人によりストレスの強弱が違うため、その出来事をどう捉えるかが影響していることに注目する。不合理で偏った否定的な自動的思考に働きかけ、より前向きで現実的な考え方が出来る様に援助する。
思考の偏りの例
- 否定的な側面の過大視
- 過度の一般化(こうあるべき)
- 自己関連づけ
- 二者択一的思考(良いか悪いか)
- 破局的思考
本日はここまで。
次は「パーソナリティ心理学」です。人の顔の種類を分類したいと学生の頃よく妄想していたのですが、顔も人格も傾向ってありますよね。それではまた!
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