どうも、こんにちは。
2019年6月に第2子出産後、降圧剤ニフェジピンCRを1日2錠(朝夕10mgずつ)で治療中💊。
今朝の血圧は、、、、131/81でした。
今日は少し高めでしたが、まあ超合格点!!(血圧に一喜一憂しちゃう話はこちら)循環器内科の先生曰くの「125/80未満目標!」ならず!それでも130/80台が出たのは10/8以来。
今月の血圧推移は以下です。🦑🦑🦑

本日も放送大学の「心理学概論」の勉強を進めます。心理学の各分野に入って6つ目、本日は「発達心理学」です。これまでの記事から繋がっています。以下から各記事に飛ぶようにしておきます。
- 心理学概論(1) →心理学とは
- 心理学概論(2)→心理学の歩み、ヴント心理学実験室から巣立った学者
- 心理学概論(3)→心理学実験法(実験、観察)
- 心理学概論(4)→心理学実験法(調査、面接、事例研究)
- 心理学概論(5)→知覚心理学
- 心理学概論(6)→学習心理学
- 心理学概論(7)→生理心理学
- 心理学概論(8)→比較心理学
- 心理学概論(9)→教育心理学
発達心理学
発達心理学は、人の生涯にわたる心身の変化とそれが生じるしくみを研究する学問。放送大学で既に「発達心理学概論」という科目を取得済みです。ここでは、発達研究の歴史、方法、遺伝と環境、発達段階についてまとめてみます。
発達研究の歴史
20世紀前半まで
- 1877年 ダーウィンが我が子の観察日記を雑誌『マインド』に発表した
- 1880年 アメリカのホールが児童研究運動をスタート
- 1882年 ドイツの生理学者プライヤーが組織的な観察から『児童の精神』を刊行
- 1905年 フランスのビネーが知能検査を発表(義務教育の制度化で政府から委託を受けた)ビネー式知能検査
- 1916年 アメリカではスタンフォード・ビネー検査として標準化(IQ知能指数による表示)
- 1920年ごろ フランスのピアジェ 認知発達理論 知能が質的に異なる段階を経て発達することを明らかにした。子どもの認知発達は既存の枠組み(シェマ)に合わせて新しい情報を取り入れていく「同化」と、どうかがうまく行かない時に既存のシェマを修正して取り入れる「調節」との相互作用によって進むと考えた。
- 1920年ごろ ロシアのヴィゴツキー 認知発達において他者との相互作用や、社会文化的・歴史文脈の重要性を強調した。
20世紀後半以降
- 1950年代 イギリスのボウルヴィが児童精神医学に比較行動学の視点を取り入れ、アタッチメント理論を提唱した。
- 1950年代 ドイツ生まれアメリカで活躍したエリクソンがライフサイクル論を唱えた。生涯にわたる人格的発達モデルを提示した。
- 1960年代 アメリカで行動主義から認知過程へ関心が移行 コールバーグが道徳的判断の発達段階説を提唱。また、バンデューラが社会的学習理論(観察学習、モデリング)を唱えた。
- 1970年代 高齢化の進展を背景に生涯発達心理学が台頭した。ドイツのバルテスは高齢者の知能を研究した。
- 1980年代 ヴィゴツキー再評価 発達や学習が、他者との関係性や文化的文脈なしに成立しないとする、社会文化的アプローチ→文化心理学
発達研究の方法(2つ)
横断的研究
ある一時点で異なる年齢の人々を対象に調査や実験をし、発達的変化を見る。短期間出多くのデータを集められる。出生コホートの影響が大きい。
縦断的研究
同じ人々を対象に、一定期間ごとに調査や実験を行い調査や実験をする。時間や労力、費用がかかる。協力者の脱落や練習効果などの問題が生じやすい。
遺伝と環境
発達の規定因として、20世紀半ばごろまで遺伝説と、生後の環境を重視する経験説が対立しながら変化してきた。現在は遺伝と環境が時間軸の中で、相互に影響を与え合いながら発達が進むと考えられている。
ブロンフェンブレンナーの生態学的発達理論のように、個人を取り巻く環境は様々でダイナミックに変化していく。また、遺伝も環境も与えられたものとなるが、人は特定の刺激に注意を向けたり好きなもの(食べ物や玩具、友達、活動、場所など)を選ぶ。こうした主体的制御は趣味や生活習慣、キャリア選択、対人ネットワークなどとなり、その人固有の人生を作っていく。
発達段階と発達課題
人生を3つの段階に分ける。子ども(乳児期、幼児期、児童期)、青年(青年期)、大人(成人期と老年期)。
子どもの発達
- 受精卵〜胎生期(約38週)
- 新生児期 生後1ヶ月 可愛らしい外見、泣き、表情によって人を惹きつける(ローレンツ)
- 乳児期 〜1歳半 養育者の全面的な世話を必要とし、アタッチメント(愛着)を形成する。生後半年からは人見知りしアタッチメントの対象が限定される。安心できる基地として積極的に身体と五感を使った探索活動をする(感覚運動期)。
- 幼児期 1歳半〜6歳ごろまで 養育者の世話に加え、仲間との遊びを通して言語によるコミュニケーション、自己意識、情緒、社会性、認知能力、運動能力などが発達。思考は感覚運動期から前操作期に入り、表象(イメージ)や言葉によって考えるようになる。
- 児童期 6歳〜12歳 学校での活動を通して社会化される、個性化も進む。思考は自己中心性を脱しより客観的な視点から自己やものごとを捉える。
青年の発達
12歳から20代までを青年期と呼ぶ。第二次性徴によって始まる。身体的発育と静的な成熟が進む時期を思春期という。内外の変化を経験する中で、自分らしさ(アイデンティティ)を模索する。どうしていいか分からなくなる(アイデンティティ拡散)や選択や決定を先延ばしにする(モラトリアム)も出てくる。
大人の発達
今回は割愛します!
ただこれから少子化や高齢化が進む中で、大人の発達、特に中年以降のライフスタイルの軌道修正やアイデンティティの再体制化を図ることが必要になるので、改めて深掘りしたい。
本日はここまで。
次は「臨床心理学」です。人事の仕事で多くの人、特にプライベートを含んだその人と接する機会の多い私としては重要な分野です。
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