産後高血圧と心理学概論(3)

心理学概論

どうも、こんにちは。

2019年6月に第2子出産後、降圧剤ニフェジピンCRを1日2錠(朝夕10mgずつ)で治療中💊。

今朝の血圧は、、、、128/78でした。

今日も超合格点!!血圧に一喜一憂しちゃう話はこちら)循環器内科の先生曰くの「125/80未満目標!」に少しはみ出たな。。。3連休明けで眠くて腕に腕帯を巻きつけたままウトウトしてたくらいなので、本当は排尿して測るべきでそしたら少し低いのかも!まあいいか。すぐ原因色々考えるのやーめた!

今月の血圧推移は以下です。🦑🦑🦑

さて本日は放送大学の「心理学概論」の勉強を進めます。「心理学の研究法」です。これまでの記事から繋がっています。

心理学とは

心の現象

心理学の歩み

ヴントの心理学実験室から巣立った学者

心理学の研究法

本日はここから。心理学の目的は直感や主観ではなく客観的な根拠に基づいて議論することが必要です(実証主義)。「心」を可視化するする、心理学的事象を解明するための研究法とは?

放送大学の教材では一つの例を挙げて説明されています。

  • 研究テーマ(仮説):心理学者は自分の興味・関心、先行研究における問題点、学問的社会的必要性の高さなどから決める (例)「幼児期の自己抑制力は、児童期の学力を予測するか」
  • 構成概念:客観的な物理量で示せるものではなく、研究や評価を行うために構成された概念。(例では)「自己抑制力」etc.自尊感情、知能、魅力、価値観、リーダーシップ
  • 理論的定義:構成概念が何を意味するのかの定義づけ。 (例では)幼児期の自己抑制力「自分にとって不快・苦痛なことであっても、感情や行動をコントロールし、我慢したり待ったりすること」と定義できる
  • 操作的定義:構成概念をどう測定するかについての定義づけ。 妥当性(測ろうとしているものを正しく測れているか)、信頼性(測定結果が安定しているか)が確立されていることが前提 (例では)実験「一定時間、目の前にあるお菓子を食べずにいること」調査「複数の質問項目から成る尺度を開発その得点によって測る」

まずは問い(仮説)があり、研究目的を達成するために必要なデータをどう確保するかの研究計画を立案する。私は放送大学の面接授業(スクーリング)で先行研究(ミュラー錯視や鏡映反射、ゲーム理論など)をやってみたことがある程度なので、実際に自分が研究をするとなると、計画で挫折しそうだ。

先日のイグ・ノーベル賞を受賞した研究は「5歳児の唾液量」だった。問いは「5歳児の唾液量てどんくらいなんだろう?」に始まり、3人の息子に毎日サンプル協力してもらうという地道なデータ収集を行う研究計画、、、5歳児の唾液量そんなに知りたいの!と笑ってしまいますが、どうしても知りたい!という興味や好奇心がそうさせるんでしょうね。好きなことをそのまま実行して集中できるって素敵!

さて次は以下の各研究方法を具体的に見て行きます。

実験

前のブログで書いたように心理学の歴史は1879年ドイツでヴントが心理学実験室を開設したことが始まりでもあるので、心理学の最も伝統的な手法です。

教材の実験のキーワードを以下にまとまる。

  • 実験参加者に与える刺激を操作=原因=独立変数
  • 刺激による反応や行動の変化=結果=従属変数
  • 参加者内計画:同じ人に複数の刺激を与えて反応の違いを調べる

(例)ミュラー錯視 線分の端にある矢羽の長さ角度のへんかにより錯視量がどう変化するか。順序効果や練習効果、疲労効果など生じやすいのが欠点。刺激の提示順序をランダムにする

  • 参加者間計画:参加者によって刺激の種類を変える、刺激を全く与えない統制群を設けるなどグループ間で比較する。(例)暴力性の研究 暴力的なゲームをするグループ(実験群)と何もしないグループ(統制群)を作りその後の行動を比較する

グループ間が出来るだけ等質になる必要あり。年齢や性別、学力、攻撃性、社会経済的地位など偏りないようにする。結果に影響すると思われる要因=「剰余変数」を統制することで刺激(独立変数)の効果だけを抽出しやすい。現実的で妥当性が高いのは、参加者をランダムに割り当てる無作為配分。

  • 実験者期待効果:参加者が実験者の表情などから実験の狙いや自分の反応の適否を読み取ろうとし、それに即して行動する傾向がある。「よい参加者」になろうとする。実験者は仮説に沿った結果が得られることを期待して無意識に参加者に影響を与えてしまう。
  • 二重盲検法:実験参加者も実験を行う人にも、実験の真の目的を伝えずに実験を行う

観察

対象者の行動を観察し、記録に取り、分析していく手法(言葉の未発達な乳幼児や動物を対象とする研究に多い)

  • 実験的観察法:ある出来事が生起しやすい環境を人為的に作りそこで生起する行動を観察する

 (例)ストレンジシチュエーション法 乳児が見知らぬ人と一緒になったり、親子で離れたり再会する8つの場面の実験(ミラー越しに観察)

  • 自然的観察法:ありのままの状態で観察

(例)親子の日常的な相互作用、電車や教室内での着席行動

  • 時間見本法 一定の時間を区切って観察
  • 場面見本法 一定の場面(食事の時など)だけを取り上げて観察
  • 行動描写法 行動を分類する基準を決めておきチェックリストを作ったり、日誌やフィールドノートに自由に書いていく
  • 参加観察法 観察者が積極的に対象者と交流しながら観察する
  • 非参加観察法 観察者の存在を感じさせないように観察する

観察は結果の分析に主観が入りやすく、確証バイアス(自分の仮説に沿う行動だけに注目する)が生じる恐れあり。先行研究や予備的観察に基づいて事前に明確な分類基準を作っておいたり、複数人で分析した結果の一致率をかくにんするなど、データの客観性を高める必要がある。

本日はここまで!以下はまた次回に。研究って楽しそうですね。心理学の大学か大学院、通ってみたい!

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