どうも、こんにちは。
2019年6月に第2子出産後、降圧剤ニフェジピンCRを1日2錠(朝夕10mgずつ)で治療中💊。
今朝の血圧は、、、、121/78でした。
今日も超合格点!!(血圧に一喜一憂しちゃう話はこちら)循環器内科の先生曰くの「125/80未満目標!」内。
今月の血圧推移は以下です。🦑🦑🦑

本日も放送大学の「心理学概論」の勉強を進めます。心理学の各分野に入って5つ目、本日は「教育心理学」です。これまでの記事から繋がっています。以下から各記事に飛ぶようにしておきます。
- 心理学概論(1) →心理学とは
- 心理学概論(2)→心理学の歩み、ヴント心理学実験室から巣立った学者
- 心理学概論(3)→心理学実験法(実験、観察)
- 心理学概論(4)→心理学実験法(調査、面接、事例研究)
- 心理学概論(5)→知覚心理学
- 心理学概論(6)→学習心理学
- 心理学概論(7)→生理心理学
- 心理学概論(8)→比較心理学
教育心理学
放送大学で既に「教育心理学概論」という科目を取得済みで、その教材には以下のように書いてあり、衝撃を受けました。
教育心理学は、人が一生続ける学びの質を出来るだけ高く保ち、また一生発展させ続けるにはどうしたらいいかを問う研究領域だと言える。
教育心理学概論(放送大学教材)
私は人と意見が食い違ったり、話している相手が納得行かない表情を浮かべている時など、何をどう考えているのか、その奥にある真意の有無など、考えること、知ることが好きだ。好きというか変態的に大好きだ!というと変かな。時として探りすぎて、自分勝手な妄想が加わり、痛い目に合ったり合わせたりしてしまうことがあり反省する。けれど、娘が足し算引き算をするとき、どういう思考が働き、どんな順番で答えを導いているのか、知りたい!ということも含めて好きなので、教育心理学は奥深いし、一生学び続けるのでは足りないほど果てしない。
ここでは「心理学概論」の教材に基づいて、効果的教授法、動機付け、学級についてを取り上げます。
効果的な教授法
小学1年生の算数で習う減法(引き算)を使って答えを出す文章題について。いくつかのタイプに分類されるとのこと。
- 求残型「リンゴが8個ありました。5個食べたら残りは何個ですか」
- 求補型「リンゴを8個もぎたいと思います。5個もいだらあと何個もげば良いでしょうか」
- 求差型「リンゴが8個、ナシが5個あります。どちらがいくつ多いでしょうか」
子どもたちにとっては、求差型が難しいとのこと。
求残型と求補型は、集合全体の要素数から部分の要素数をのぞいた残りの部分を求める問題。
私も5歳の子どもへは求残型でよく問題を出してるな、と振り返ります。「トリッピー(たこ焼き大好物)のママがたこ焼きを10個作ってくれました。トリッピーは2個、三つ子の兄弟は1つずつ食べました。残りは何個?」といった問題には楽しそーに考えて「5個!」と答えてくれます。
求差型は2集合の要素数の違いを求める問題。子どもには難しいとのこと、早速我が家の5歳児に問題を出してみました。
母「トリッピーはたこ焼きを8個、しまじろうはアメを5個持っていました。どちらがいくつ多いでしょうか!」
5歳児の回答「8の方が3個多い!」
たこ焼きというワードは抜けましたが正解した様子。どういう風に考えたかを聞くと、頭の中に物差しのようなメジャーのようなメモリが1本あって、「その8の中で5だから、6.7.8で3!」という流れを教えてくれた。実際の会話はこちら。
4歳の頃は足し算をどうやっているのか聞いてみたら、足の指をカウントしてるんだよと実際に足の指を触りながら教えてくれた(笑)。聞いてみると本当に驚きや工夫があって、柔軟な発想にワクワクします。
さて、ハドソンの研究によると、5羽の鳥と3匹の虫が描かれた図を幼児に見せて、以下の2パターンで質問をしました。
- 「鳥は虫よりどれだけ多いでしょう」
- 「鳥が虫を捕ろうとしています。みんな虫を捕れるかな。捕れないとしたら何羽の鳥が捕れないでしょう」
すると、前者は2割、後者は9割の人が正答できたとのこと。この結果から、求差型の難しさの原因が、一対一の対応づけの難しさだと考えたそうです。頭の中ですぐ「5-3=2」となる前は、どんな風に考えていたか、という興味深い研究です。
教材には以下の4段階を習熟させる必要があると書いてありました。
- 2集合の要素間に一対一の対応をつける
- 一対一に対応づけられた要素と、対応づけられなかった要素を分離する
- 対応づけられなかった要素数を数える
- この過程を減法と結びつける
学習における動機付け
動機付けの区分として、内発的動機付けと外発的動機付けがある。前者は数学自体が楽しくて学ぶなど行動自体が目的になっていて、自発的、自律的である。後者は数学で良い成績を取ったらお小遣いをアップするよと言われて頑張るという他発的、他律的である。
自己決定理論
自己決定理論では、動機付けが他律的な段階から、自分自身で楽しみながらやる段階まで4つに分類する。
- 外敵調整ー学習することに価値を認めてないが他者からの賞罰などの働きかけで学習する(丸暗記)
- 取り入れ的調整ー他者からの明確な働きかけはないが、不安や義務感、自己価値を維持するために学習する
- 同一化的調整ー将来のためには必要だなどと価値を感じて学習する
- 内的調整ー学習すること自体が興味の対象、ポジティブ感情を伴って自発的、自律的に学習する(既有の知識と結びつける)
達成目標理論
達成目標理論は、学習する目的を何におくのかの違いに着目した理論であり、以下の4つに分類される。
- 習得接近目標ー学習内容の習得が目標
- 習得回避目標ー学習内容が理解できないのは嫌だから
- 遂行接近目標ー他の人に成績がいいことを示したい
- 遂行回避目標ー他の人に成績が悪いと思われたくない
学級について
学級内のこどもたちの交友関係や小集団の存在などを知る方法として「ソシオメトリック・テスト」というものがあると初めて知った。現代ではいじめにつながることもあるので実際には使われていないようだが、学級という小さな社会の中での対人関係のあり方など社会性の学習は、子どもだけでなく教師の関わり方が非常に重要であると感じた(PM理論やソーシャル・スキル・トレーニングなど詳細は割愛します!)。
本日はここまで。教育心理学は実際に子どもと接していて効果的な教授法や動機付けを実施しているのでまた別カテゴリを作って増やしていきたいな。
次は「発達心理学」です!!二児の母としてはこれまた興味津々な分野です♪
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